【投手】(全セ)能見-大竹-三嶋-山本哲-西村
(全パ)木佐貫-西野-岩崎-矢貫-益田-青山
【勝ち投手】益田(1勝)
【負け投手】山本哲(1敗1S)
【セーブ】青山(1S)
◆一投一打に夢と希望 いわきでオールスター第3戦
野球の力で福島復興を―。いわき市のいわきグリーンスタジアムで22日に行われたプロ野球「マツダオールスターゲーム2013」第3戦は、目の前で繰り広げられるスター選手の一投一打にスタンドが大きな歓声に包まれた。試合には本県の球児約4000人が招待されたほか、イニングの合間には本県ゆかりの出演者がステージを披露して会場を盛り上げた。観衆は、選手のプレーから夢や希望を受け取り、復興支援への感謝の気持ちを込めて声援を送った。
今試合、外野芝生席には本県の約4000人の球児が招待された。秋元岳斗君(社川小6年)は「近くで見られてうれしい。自分もプロ野球選手になりたい」と目を輝かせた。いわき市でソフトボールをしている大西汐音さん(小名浜一中2年)は「震災があったけれど、こうしていわきに来てもらえてありがたい」と感謝。日本ハムの矢貫俊之投手(29)=西郷村出身=のファンという辺見隼人君(白河・東中3年)は「やっぱりプロはすごい。矢貫投手は、県南地区からプロになった希望であり目標です」と話した。(福島民友ニュース)
◆球宴MVPにソフト内川
ソフトバンクの内川が、試合を決めた。八回、大谷の適時打で同点とし、さらに1死一、二塁の場面で、ヤクルトの守護神・山本哲の初球をたたき決勝の2点二塁打を放った。
「2試合でゲッツー2つあったので、何とか決めたいと思っていました。初球から打つのが自分の流儀」と笑顔。
この一打でMVPも獲得。ヒーローインタビューでは、観客と一緒になって、アントニオ猪木ばりの「1、2、3、ダァーッ!」で、球宴を締めくくった。(デイリースポーツ)
◇新井“お祭り男”の本領発揮!賞金は…
マツダオールスターゲーム2013は22日、福島県いわき市のいわきグリーンスタジアムで第3戦が行われた。第2戦に続くMVPの獲得こそ成らなかったが、阪神の新井貴浩内野手(36)が2安打と気を吐き、西岡剛内野手(28)も1安打。福島県内では初めて行われた球宴で、猛虎戦士が祭典を彩る輝きを放った。
三塁ベンチから「え~っ!?」と意外な声が上がった。その脇をさっそうと壇上めがけて走っていく新井‐。第2戦のMVPに続き、被災地いわきで行われた第3戦でも2安打の奮闘で敢闘賞を獲得した。「良いプレーを見せられて良かった」。子どもたちの大歓声が、何よりもうれしかった。 二回1死走者なしで迎えた第1打席で、木佐貫の直球を中前へはじき返した。六回の第3打席では、岩崎の直球をこん身のフルスイングで右中間へ運んだ。惜しくもフェンスは越えなかったが、上段に当たって弾む二塁打でチャンスメークを果たした。
守りでも五回1死一塁から鈴木が放った一、二塁間を抜けそうな打球を横っ跳びで好捕。素早く二塁へ転送し、封殺してみせた。お祭りの球宴とはいえ、シーズンさながらの全力プレー。1点リードの八回2死二、三塁で迎えた第4打席は「逆にどうしようって。変な感じだった」。打てば文句なしの2戦連続MVPだったが、ミスショットで捕邪飛に終わった。それでも2戦連続の受賞、賞金400万円は“お祭り男”の名に恥じない活躍だ。
2年前、東日本大震災が起こった年に新井は、いわきグリーンスタジアムを訪れた。選手会主催のイベントを行った場所で、子どもたちに復活した姿を示した。「見てくれてると思うし、いいオールスターだった」。
ただ、話が“あの話題”へ移ると「わしゃあみんなにいつも、ごちそうしている!小憎たらしいヤツじゃなく、(今回は)かわいい後輩限定で!」と少しばかり男気を見せつつも、語気を強めた。
一方、その新井から小憎たらしいと名指しされ、MVPの賞金300万円を後半戦への決起集会に投入するプランを勝手に披露した西岡は無念の表情だ。「賞に絡めなかったのが悔しい。阪神で新井さんだけがMVPを獲ったのが悔しい」。
新井が敢闘賞でさらに賞金を上積みしたことについては「新井さんの懐には一銭も入らない。すべてチームのためになります」と言い切り、「僕が獲ってもそうします!」とイタズラっぽく笑った。
そんな2人が巨人とのマッチレースを制するキーマンになる。「しっかり切り替えて後半戦に入りたい」と力を込めた新井。最後まで明るく、球宴を盛り上げた男たちが、8年ぶりのV奪回へ全力を尽くす。(デイリースポーツ)
(全パ)木佐貫-西野-岩崎-矢貫-益田-青山
【勝ち投手】益田(1勝)
【負け投手】山本哲(1敗1S)
【セーブ】青山(1S)
◆一投一打に夢と希望 いわきでオールスター第3戦
野球の力で福島復興を―。いわき市のいわきグリーンスタジアムで22日に行われたプロ野球「マツダオールスターゲーム2013」第3戦は、目の前で繰り広げられるスター選手の一投一打にスタンドが大きな歓声に包まれた。試合には本県の球児約4000人が招待されたほか、イニングの合間には本県ゆかりの出演者がステージを披露して会場を盛り上げた。観衆は、選手のプレーから夢や希望を受け取り、復興支援への感謝の気持ちを込めて声援を送った。
今試合、外野芝生席には本県の約4000人の球児が招待された。秋元岳斗君(社川小6年)は「近くで見られてうれしい。自分もプロ野球選手になりたい」と目を輝かせた。いわき市でソフトボールをしている大西汐音さん(小名浜一中2年)は「震災があったけれど、こうしていわきに来てもらえてありがたい」と感謝。日本ハムの矢貫俊之投手(29)=西郷村出身=のファンという辺見隼人君(白河・東中3年)は「やっぱりプロはすごい。矢貫投手は、県南地区からプロになった希望であり目標です」と話した。(福島民友ニュース)
◆球宴MVPにソフト内川
ソフトバンクの内川が、試合を決めた。八回、大谷の適時打で同点とし、さらに1死一、二塁の場面で、ヤクルトの守護神・山本哲の初球をたたき決勝の2点二塁打を放った。
「2試合でゲッツー2つあったので、何とか決めたいと思っていました。初球から打つのが自分の流儀」と笑顔。
この一打でMVPも獲得。ヒーローインタビューでは、観客と一緒になって、アントニオ猪木ばりの「1、2、3、ダァーッ!」で、球宴を締めくくった。(デイリースポーツ)
◇新井“お祭り男”の本領発揮!賞金は…
マツダオールスターゲーム2013は22日、福島県いわき市のいわきグリーンスタジアムで第3戦が行われた。第2戦に続くMVPの獲得こそ成らなかったが、阪神の新井貴浩内野手(36)が2安打と気を吐き、西岡剛内野手(28)も1安打。福島県内では初めて行われた球宴で、猛虎戦士が祭典を彩る輝きを放った。
三塁ベンチから「え~っ!?」と意外な声が上がった。その脇をさっそうと壇上めがけて走っていく新井‐。第2戦のMVPに続き、被災地いわきで行われた第3戦でも2安打の奮闘で敢闘賞を獲得した。「良いプレーを見せられて良かった」。子どもたちの大歓声が、何よりもうれしかった。 二回1死走者なしで迎えた第1打席で、木佐貫の直球を中前へはじき返した。六回の第3打席では、岩崎の直球をこん身のフルスイングで右中間へ運んだ。惜しくもフェンスは越えなかったが、上段に当たって弾む二塁打でチャンスメークを果たした。
守りでも五回1死一塁から鈴木が放った一、二塁間を抜けそうな打球を横っ跳びで好捕。素早く二塁へ転送し、封殺してみせた。お祭りの球宴とはいえ、シーズンさながらの全力プレー。1点リードの八回2死二、三塁で迎えた第4打席は「逆にどうしようって。変な感じだった」。打てば文句なしの2戦連続MVPだったが、ミスショットで捕邪飛に終わった。それでも2戦連続の受賞、賞金400万円は“お祭り男”の名に恥じない活躍だ。
2年前、東日本大震災が起こった年に新井は、いわきグリーンスタジアムを訪れた。選手会主催のイベントを行った場所で、子どもたちに復活した姿を示した。「見てくれてると思うし、いいオールスターだった」。
ただ、話が“あの話題”へ移ると「わしゃあみんなにいつも、ごちそうしている!小憎たらしいヤツじゃなく、(今回は)かわいい後輩限定で!」と少しばかり男気を見せつつも、語気を強めた。
一方、その新井から小憎たらしいと名指しされ、MVPの賞金300万円を後半戦への決起集会に投入するプランを勝手に披露した西岡は無念の表情だ。「賞に絡めなかったのが悔しい。阪神で新井さんだけがMVPを獲ったのが悔しい」。
新井が敢闘賞でさらに賞金を上積みしたことについては「新井さんの懐には一銭も入らない。すべてチームのためになります」と言い切り、「僕が獲ってもそうします!」とイタズラっぽく笑った。
そんな2人が巨人とのマッチレースを制するキーマンになる。「しっかり切り替えて後半戦に入りたい」と力を込めた新井。最後まで明るく、球宴を盛り上げた男たちが、8年ぶりのV奪回へ全力を尽くす。(デイリースポーツ)