(阪神)メッセンジャー-久保-ボイヤー-久保田
【勝ち投手】野村(9勝4敗0S)
【負け投手】メッセンジャー(11勝7敗0S)
【セーブ】ミコライオ(2勝4敗20S)
◇阪神が４連敗、広島・野村に凡打の山
広島は先発の野村が８回３安打無失点の力投。チームの連敗を２で止めた。
二回に先頭のキラが左翼線二塁打し、梵の送りバントで１死三塁。続く松山が先制の左前適時打を放った。なおも内野安打と四球で１死満塁から、野村の右前適時打に相手失策も絡んで２点を追加した。
野村は直球、変化球を両コーナー、低めに集める投球で、プロ１年目の昨季に並ぶ９勝目を挙げた。九回を締めたミコライオが２０セーブ目。
野村にとって甲子園球場での登板はプロ初。広陵高３年の夏の高校野球選手権大会決勝で、佐賀北に敗れて以来となる。
試合後のヒーローインタビューで野村は、「（甲子園は）それ以来なのでちょっと思い出しました。高校のときとは（球場の）作りも変わって、新鮮な気持ちでできました。これからもしっかりと自分のピッチングをしていきたい」とはにかんだ笑顔をみせた。
阪神は先発のメッセンジャーが初回を３者凡退の好スタートも、二回に守備の乱れも絡み集中打を浴びた。なぜか突然鳥谷をプロ初の４番に据えた打線も、つながりを欠きあっさり４連敗を喫した。（デイリースポーツ）
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◆東北楽天・田中、開幕１９連勝 昨季から「２３」
プロ野球東北楽天の田中将大投手（２４）が３０日、ヤフオクドーム（福岡市）で行われたソフトバンク戦で勝利投手となり、開幕からの連勝を１９、昨年８月２６日からの連勝を２３として、ともに自身の持つプロ野球記録を塗り替えた。
年をまたがない同一シーズンの連勝記録１９は１９５１年の松田清（巨人）と並んで２位。あと一つ勝って２０連勝になれば、５７年に稲尾和久（西鉄）がマークした１位記録に並ぶ。
田中は７回を７安打３失点。最後はやや制球を乱したが、打線の大量援護を受けてピンチを切り抜けた。チームは１１－６で勝ち、優勝へのマジックを「２５」に減らした。
試合後、田中は「内容は全然良くなかったが、野手の方々に助けてもらった。チームが勝てたことが大きい」と話した。（河北新報）