12月4日(水)

◇阪神、呉昇桓と契約　背番号２２「優勝に貢献したい」
　韓国のプロ野球・サムスンから阪神に入団する呉昇桓投手（３１）との契約調印式が４日、ソウル市内であった。２年契約で総額８億５千万円（推定）。呉昇桓は「名門球団に入団できて光栄だ。歴史の深い甲子園球場で投げられ、わくわくする。阪神の優勝に貢献したい」と語った。背番号は藤川球児がつけていた「２２」に決まった。
　阪神が韓国球界から「助っ人」を招くのは初めて。中村ＧＭは「韓国球界のスーパースターの入団を心から歓迎したい。大車輪の活躍で阪神のリーグ優勝や日本一の原動力になって欲しい」と話した。
　呉昇桓は韓国球界を代表する抑え投手で、２００５年からの９年間で通算２８勝１３敗、２７７セーブを挙げた右腕。ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の韓国代表チームの「守護神」も務めた。韓国球界のスターの日本進出は注目を集め、会場には約１００人の報道陣が詰めかけた。中村ＧＭは専属の広報担当の設置も検討していることを明かした。（朝日新聞）