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Channel: 阪神守護天使・今日のおちちゃん
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4月6日(日)【ヤクルト-阪神】(神宮)8ー15◯

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  【投手】(阪神)榎田-渡辺-筒井-金田-加藤-福原-呉昇桓
      (ヤクルト)中澤-押本-村中-八木-石山-山本哲-久古

【勝ち投手】加藤(1勝0敗0S)
【負け投手】石山(1勝1敗0S)
 【本塁打】岩村1号スリーラン(ヤクルト)
      マートン4号スリーラン(阪神)

◇阪神、20安打でヤクルトに逆転勝ち
 阪神が20安打15点で逆転勝ち。5―8の八回、大和の2点適時打、ゴメスの適時内野安打で追い付き、マートンの4号3ランで勝ち越し。九回に4点を加えゴメスとマートンで計8打点。加藤が今季初勝利。
 ヤクルトは救援陣が崩れた。〔共同〕
♪The Magnificent Seven(music by Elmer Bernstein)

◇マートン、マ~飛んだ2戦連発V弾
 神様、マートン様や! 阪神は、今季最多の20安打15得点で燕に逆転勝ち。マット・マートン外野手(32)が八回に勝ち越しの3ラン。前日の2発7打点に続き、1発4打点で、リーグ三冠王だ。崩壊状態の投手陣をバットで援護し、これからもチームを勝利へと導き続けていく。
 ベンチが、左翼席が、快音と同時に総立ちになった。大波のように揺れる黄色のスタンドに白球が吸い込まれる。行方の知れない乱打戦に、終止符が打たれた。主役は、またもマートンだった。
 「本塁打は狙ってまへんで。ええ球にええスイングしよう思っただけや。毎日が大事やから、勝ててほんまによかったで」
 最大4点差を追いついた八回。5番が一気に勝負を決めた。ゴメスの同点打の後の一死一、二塁で、山本哲の内角直球を一閃。左越えの4号勝ち越し3ランだ。
 三回二死無走者から相川の飛球を捕り損ねた。このあと渡辺が、代打・岩村に3ランを被弾。守備のミスをバットで取り返した。生還すると、ゴメスと跳ねるように両手を合わせて歓喜の列に飛び込んだ。
 前日5日は11-12で敗れた。二回までに3点ビハインドを背負いながら、一度は逆転した。同じ展開で、今度は勝ちきった。取ったら取られる投手陣は心配。だからこそ、取られたら取り返す攻撃陣が心強い。
 和田監督は「(攻撃は)最後まで食らいつく姿勢が出ている。マートンは神がかっているようなところがあるね」。九回にも右翼へ適時打を放って4安打4打点。投手陣の復活まで、全力の援護を誓った。
 「野球やさかいええ時と悪いときがおます。ピッチャーもようなると思うで。そう信じて、これからも戦っていくしかあらへん」
 2試合連続アーチと3試合連続猛打賞で、ヤクルト3連戦は13打数10安打、3本塁打、12打点の大暴れ。開幕から9試合で打率・515、4本塁打、20打点は、リーグ3冠王だ。指揮官の言葉通り「神の領域」に値するM砲は、すべてにおいて頼りになる。
 日課は“ゴメス見学”だ。一カ所でフリー打撃を行うビジターでは、自身の順番が終わっても練習が続く。ときにはオマリー打撃コーチ補佐とも相談して、相方の打撃を静かに見守る。
 「頼まれたわけとちゃうけど、友達やからな。(助言は)ほんまにちょびっとだけやで」
 周囲には「言い過ぎるのはよくない」と話しているが、何か聞かれたら答えられるように密かに準備。二回には、G砲の打席で投手が代わると、歩み寄って耳打ちした。陰でも大活躍の男が引っ張る打線は、同一カード3連敗を阻止し、チームは借金1で3位復帰だ。
 「ええ打者が並どって、走者がたら出るほど相手にプレッシャーがかかるやおまへんか。ええ打線が組めとるんちゃいますか」
 試合後は、恐ろしい打撃が嘘のような優しい表情に戻った。「いつもオオキニネ!」。お立ち台から虎党に呼びかける背中は、いつまでも輝いていた。本当に頼もしい助っ人だ。(サンケイスポーツ)

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