






(DeNA)三浦-藤江-加賀-ソーサ
【勝ち投手】藤浪(3勝1敗0S)
【負け投手】三浦(1勝2敗0S)
【セーブ】久保(2勝0敗4S)
【本塁打】福留4号ツーラン(阪神)
松本1号ツーラン(DeNA)
◇藤浪 高卒新人初の4月3勝!6回3失点、プロ初安打も記録
阪神のルーキー藤浪が28日、横浜でのDeNA戦で先発し、6回を5安打3失点に抑え、プロ3勝目を挙げた。1965年のドラフト制以後、高卒新人初が4月に3勝するのは初の快挙となった。
藤浪は1回、先頭の石川にカウント1―1からカットボールを打たれて右前に運ばれたが、続く内村はフォークで空振り三振、井手を直球で遊ゴロ併殺打に打ち取って無失点で終えた。
福留の4号2ラン、新井良の適時二塁打で3点の援護を得た藤浪だったが、2回2死から一発を浴びる。二塁内野安打の金城を一塁に置き、7番・松本が藤浪の高めに入った直球を捉えて右中間スタンド中段に飛び込む1号2ラン。14日のDeNA戦から続いていた連続無失点は14イニングで途切れ、1点差に迫られた。3回は四球と内村の右前打で1死一、三塁とされ、井手の右犠飛で同点に追いつかれた。
4回は先頭の中村に安打を許したが、松本、高城を連続三振。5回は三浦、石川を連続三振に斬るなど三者凡退に抑えた。6回表、阪神は1死一、三塁から“女房役”藤井彰の左犠飛で1点を勝ち越し。続く藤浪は2死一塁から右二塁打を放ち、プロ初安打を記録した。勝ち投手の権利を得た6回は先頭の井手を四球で出したが後続を断ち、6回3失点、96球でマウンドを下りた。
後を受けた安藤、福原、久保が無失点に抑え、ルーキーに3連勝をプレゼント。打線は9回に大和の適時打で追加点を挙げた。(スポーツニッポン)
◇福留が2ラン!チームトップの18打点
阪神の福留が先制の2ランを放った。二回無死二塁、三浦の初球を中堅に運び「進塁打のつもりだったが、思ったよりいい結果になった」と満足げだった。
「先制して楽に投げさせてやりたかった」と言うように藤浪を援護した。これでチームトップだった打点は18に。打率は低調だが、勝負強さが光り、和田監督は「チームにも本人にも大きな一発」と讃えた。
藤井彰(勝ち越し犠飛)「藤浪が頑張っていたので、どうしても点が欲しかった」
阪神・中西投手コーチ(ブランコを無安打に)「藤浪の球速があれば大丈夫だと思っていた」
中畑監督(競り負け)「チャンスがありながら生かし切れなかった」(サンケイスポーツ)
