


阪神春季キャンプ(16日、沖縄・宜野座村)阪神は、楽天と練習試合を行い、12-5で勝利した。金本知憲監督(47)は初勝利を飾った。
阪神は一発攻勢で圧倒。「1番・二塁」で先発した西岡が1-2で迎えた三回一死二塁の第2打席で、安楽の真っすぐをとらえ、右翼席に逆転2ランを放った。
四回には陽川が左翼席にソロアーチを放ち追加点。五回には横田が右翼にソロアーチを放った後、今成が中越えに2点タイムリー。六回には梅野の犠飛で8点目、七回にはペレスのチーム4本目となる左越え2ランで10点。八回には上本の中越え適時三塁打と大和の三ゴロで2点を追加した。
阪神は11安打を放ち、一回以外は毎回得点。金本新監督を迎え、打線に力強さを増した新しい姿を猛烈にアピールした。(サンケイスポーツ)
◆楽天・オコエが2点タイムリー
楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18=関東第一)が16日、宜野座で行われた阪神との練習試合に「7番・中堅」で先発出場。この日は3打席目まで2三振を含む無安打だったが、8回の第4打席で中前に落ちる適時打を放った。
初の対外試合となった14日の韓国・ハンファとの練習試合では“満点デビュー”を決めたオコエ。しかしこの日の第1打席は、左腕・岩貞の外角のチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振。4回の第2打席では秋山の外角直球に全く手が出ず、2打席連続の三振を喫した。
7回の第3打席は岩崎の内角高めの直球に差し込まれてポップフライ。これを捕手の梅野がフェアグラウンドで落球したが、打球を見失ったオコエは一塁へ走り出すのが遅れ、捕ゴロとなった。
しかし、2死二、三塁のチャンスで迎えた第4打席。岩崎のチェンジアップをうまく拾って、中前に2点適時打を放った。ここまで良いところがなくベンチで厳しい表情を浮かべる場面もあったが、最後にしっかりと結果を残した。(スポーツニッポン)
