












(ソフトバンク)パディーヤ-柳瀬-森福-五十嵐-千賀
【勝ち投手】筒井(3勝0敗1S)
【負け投手】パディーヤ(2勝2敗0S)
【セーブ】安藤(1勝0敗1S)
【本塁打】松田7号ソロ(ソフトバンク)
◇和田采配ズバっ 連続代打決まった リーグ30勝一番乗り409日ぶりの単独首位!
指揮官の体を駆け巡る血流がささやいた。今だ‐。2点ビハインドの七回、1死二、三塁。パディーヤ攻略のビッグチャンス。阪神・和田監督がベンチを出た。代打・今成。10打席連続無安打の新井良をベンチに下げた英断が大きな実を結んだ。
今成が1点差に迫る左犠飛。檜山‐。代打攻勢を仕掛けると、43歳のベテランが右中間を破る同点の適時二塁打。続く柴田は2打席連続で見逃し三振を喫していたが、内容と過程を判断して3打席目を与えると、決勝の右前適時打。虎将の眼力がさえ渡った。
ワンチャンスを生かした逆転勝利。「ベンチにいる選手がしっかり期待に応えてくれた。それだけやね」。1打席、1球で結果を残さなければならない代打陣が、極限まで高めた集中力を発揮して奪った3点。和田監督の声に張りがあった。
リーグ30勝一番乗りで、昨年4月19日以来、409日ぶりの単独首位に立った。「まだ6月頭だから。交流戦を1試合、1試合勝っていくことしか考えてないよ」。まだゴールじゃない。ただ、他球団を見下ろす景色はいい。最後まで手放さない。(デイリースポーツ)
◇阪神逆転、首位浮上
阪神が逆転勝ちで首位浮上。0―2の七回、代打今成の犠飛と代打檜山、柴田の連続適時打で3点を奪い、八回もマートンの犠飛で1点。藤浪は5回1/3を2失点で勝敗つかず、筒井が3勝目。安藤は9年ぶりセーブ。ソフトバンクの連勝は5で止まった。(共同)
♪チッチとサリー/チッチとサリー