


(巨人)澤村-西村-香月-青木
【勝ち投手】岩田(7勝3敗0S)
【負け投手】澤村(1勝1敗0S)
【セーブ】呉昇桓(1勝2敗21S)
【本塁打】ロペス16号ソロ(巨人)
アンダーソン9号ソロ(巨人)
関本1号満塁(阪神)
◇代打関本逆転満塁本塁打 虎2位浮上
阪神は1-3の七回2死満塁で代打関本の1号本塁打で逆転。関本は九回にも適時打を放った。岩田が6回3失点で7勝目。終盤は継投で反撃をかわした。
巨人は澤村が踏ん張れず、七回に1点差とし、なお2死満塁の好機を生かせなかった。(共同)

あと1人抑えて欲しい。ベンチの思いは届かず、巨人・澤村が一発に沈んだ。七回2死満塁。高めに浮いた145キロ直球を関本に左中間スタンドまで運ばれた。打球がスタンドに消えるのを見届け、唇をかんだ右腕。今季2度目のマウンドは苦いものとなった。
6回2/3、5失点。「あと1人というのを抑えられなかったのもそうでしたし、ホームランはいけないという場面で打たれたのは自分の甘さ」と澤村。原監督は「ひとつ勝つということは簡単なことではない。(あと1人という)そこを乗り越えるということですね」と注文を付けた。
七回に入り、変化球が高めに浮き始めた。2死一、三塁となり川口投手総合コーチがマウンドへ。この時点で球数は113球。交代も考えられる場面。だが、同コーチは「(交代の選択肢は)ない。変化球の精度があれば凌げた」と言い切った。
まだ77試合目。試合前の時点で2位に4・5差ある状況。澤村の更なる成長を促す意味も含まれた続投とも言える。結果は最悪だったが、澤村は「次の試合で借りをしっかりと返す」と次回を見据えた。この敗戦を、この先に訪れるであろう、しびれる優勝争いへの糧にする。(デイリースポーツ)


